どもども!まっと(@matt_922w)です!
僕のツイッターをみているひとだと知っていると思いますが、今現在、Webエンジニアとしてパートナーと二人で仕事をしながら海外を放浪する、いわゆるノマド的な働き方をしています。海外なので海外ノマドという言い方もします。
ツイッターでこのような質問をしてみました。
【相談】
— まっと@旅するエンジニア🇰🇭 (@matt_922w) April 19, 2019
Webエンジニアとして海外ノマド生活を3ヶ月ほどやってみた体験を記事にしようと思いますが興味ありますかね?
フリーランスになる人の多くがノマドに興味がある人だと思うのでここらへんの良いこと、悪いことを実体験を交えて書いてみようと思ってます。
50イイねぐらいつけば書きます
【相談】
Webエンジニアとして海外ノマド生活を3ヶ月ほどやってみた体験を記事にしようと思いますが興味ありますかね?
フリーランスになる人の多くがノマドに興味がある人だと思うのでここらへんの良いこと、悪いことを実体験を交えて書いてみようと思ってます。
50イイねぐらいつけば書きます
このツイートに関して反響があったのでノマド生活の現実を書くことにしました。今は会社の副業が解禁されたり、プログラミングに対する需要が高くなっていること、そして場所を選ばずどこでも仕事ができるノマド的な働きかたに興味がある人は多いとおもいます。
ツイッターでは「稼いだ金額」や、「パソコン一つで仕事ができる」という部分に焦点がありがちで実際の生活面での話がなかったので、その辺も実体験を元にして書いてみようとおもいます。
SNSやネット上だとノマドの良い部分やキラキラの部分しか見えないですが、実際に海外に3ヶ月ほど滞在し、ノマド生活をしてきた中で感じたこと、そしてこれからどう行動するべきかという点についてもしっかりと考えてみました。
飾らずに書いた等身大です。ちなみにエンジニアに限らず海外ノマドを目指す人には読んでほしいです。海外ノマドってどんな感じか知りたい!という人にはおすすめです。
目次
海外ノマド生活は可能なのか

海外ノマド生活をするのは可能か?まずはこの質問から答えていこうとおもいます。先に結論をあげるならば
ノマド生活は充分可能、だが難しい
が一番ふさわしい表現です。
昔はお金持ちだけしかできなかった海外旅行もLCCのおかげで飛行機が安くなり、Airbnbが出てきたおかげで現地での滞在場所にも選択肢が増えました。
また英語が使えれば世界中どこでも会話をすることが可能です。(単語だけの英語でも会話はなんとかなる)それに加え日本人のパスポートは世界でもトップクラスに強力で多くの国へビザなしでも一定期間滞在することができます。
また発展国にいけば、日本人の一般的な給料でも富豪のような生活をすることも可能です。外国だと言語がわからないから心配だと言いますが日本人は単語をたくさん知っているのでそれだけでも会話はできるもの。
今ではGoogle翻訳という最強のツールもあるので会話だって問題ない。そんな物価の安い国でパソコン一つでお仕事ができたら素敵ですよね。つまり海外に旅行にいくのにはこれまでにないほど簡単に身近なものになっています。
スキルがないとジリ貧
幸い僕がやっているWeb業界は需要が高く、ネットさえあれば場所を選ばないので外国でも仕事をすることができます。今は需要が高いために自分のような駆け出しフリーランスでも仕事を受注することができています。
自分の場合は仕事をいくつか受注できたタイミングで見切り発車で日本をでましたが実際に毎日の生活は思っていたものよりもずっとハードでした。拠点をもたないことのデメリット後ほど触れます。
実際に憧れのノマドになってみましたが、見切り発車で日本をでたためにスキル面がまだまだ粗く簡単な案件でも予想以上に時間がかかったり体調を壊したりでなかなか思い描いていたノマド生活は達成できていません。ここで強く感じたことは
個人の力でいきていくには「他と差別化できるスキルが必要」だということ。自分の場合だとWeb制作スキルです。一番成長できるのは実践を通してですが、ある程度のスキルがなければただの無謀です。仕事としてお金をもらっているので自分が実力が足りなくてもクライアントの求めるものを出す必要があります。
この点については焦らずにしっかりとスキルをつけ、もう少し仕事が安定的に取れるようになってから動き始めるべきだったなとおもいます。海外ノマドをおすすめしないと書いたのはこのような経緯から。
誰もができることをやっていても個人では稼ぐことができません。スキルがないのであれば焦らずにしっかりと実力を身につけるという長期的な視点を必要です。
海外ノマドは考えることがたくさん

実際に自分がやってみて気づいたことですがとにかく海外ノマドは考えることがたくさん。
ざらっと書きだすと思いつくだけでも
- 飛行機の選定、手配
- 宿の選定、手配(Wifiは必須)
- 現地の治安確認
- 現地の観光情報を調べる
- ネットが繋がるカフェをさがす
- クライアントとの時差
- 現地の食べ物との相性
- 通貨や言語などの衝突 etc,,
といくらでもでてきます。
移動するのは一苦労(Wifi必須)
特に移動するときが大変です。滞在できる期間が国によって決まっているので(例:ラオス14日、タイ30日、アメリカ90日等)次の移動場所を探すのが大変です。Airbnbの物件などをみて次の場所を決めるのは楽しいですが移動するたびに荷物をまとめないといけないですし、移動というのは結構体力がもっていかれます。
重い荷物をもって移動して、飛行機やバスにのり次の場所に着いたとしても疲れてそのまま寝てしまうこともあったり以外と体力が必要です。
またホテルのネットが繋がらなければ、wifiがしっかりとしているカフェを探さないといけないです。海外ノマド大変。
対策としてはSIMフリーの携帯を持っておき現地のSIMを購入することです。自分たちも何度かそれで救われました。ですがネットが弱くて使えないこともあるので注意が必要
自分が経験したことですと、ネットは繋がるけどSkypeが重くて使えないようなことがありました。事前に確認が必要です
生活リズムが崩れる
移動をするたびに時差が変わったり眠りのサイクルが変わるのでなかなか生活のリズムがまとまらないのが意外ときつかったり。自分も場所により朝型だったり、夜型になったりとリズムが代わり何度か体調が崩れました。
食べ物も国によって変わるので体に合わなければお腹を下すし、肌荒れや健康面に影響がでます。(2度病院にいきました)海外保険対応のクレカをもっていたので助かりました。カンボジアだったのですが10万近くの費用が無料になりました。
作業時間の確保
これに関しては自分との戦いですが、作業時間の確保が難しかったりします。
自分たちの場合は新しい場所にいけば観光したいですし、新たな出会いがあるのでまとまった作業時間をとるのが難しかったです。
生活リズムが乱れたり、食べ物でお腹を壊したり街全体が停電したり(実話)と発展途上国では何かとハプニングもあるので作業できないことが多々あります。
どんな人なら海外ノマドができるのか

実際に3ヶ月ほど海外ノマド生活をしてみて感じたことをいくつか書き出してみました。自分の素直な意見としては
「ノマド生活はできるけどかなりしんどい」です。だからこそ楽しいという面もありますが。海外にでれば海外ノマド生活をしている人は結構います。タイだとカフェにいる人全員がパソコンを触っているという光景もよくみます。
日本では「海外ノマド」をしているというのは一種のステータス(自分はノマドしてる自分かっこいいと思ってました笑)ですが外国にでれば似たようなことをしている人はたくさんいます。外国人経営のゲストハウスに泊まると外国人でノマドをしているひとと出会えますのでぜひお試しを。
僕のようにWeb関係でノマドをしている人以外にも、ブログを書いていたり、YouTuberであったり、ビジネスをもっていたりと方法はたくさんあります。
それらを踏まえ、どんな人なら海外ノマドをすることができるのかを自分なりに考えてみました。
自制ができる(必須スキル)
まず当たり前ですが自制ができる人じゃないとノマドはできないです。やりたいことを全てやると時間が足りなくなるので。これはフリーランス全般に言えることですね。
フリーランスは一人会社。営業、企画、納品、経理など全ての作業を自分で管理しなければいけません。外注することも可能ですがそれは売り上げが上がってきてから。最初のうちは全てを自分で管理しないといけません。
自分のやりたいことと、やらなければいけないことをしっかりと分けてメリハリのある生活ができる人はノマドが向いているとおもいます。
高いスキルを持っている(必要とされているか)
ここは自分が痛感した部分で、スキルがないと海外ノマドはできません。クライアント側の視点で考えると明白ですが同じような仕事ができるならば外国にいる人よりも身近に連絡がとれる人を選ぶはずです。自分だったらそうします。
自分のようなWebエンジニアは今は需要がありますが、いつまでも続くものではないとおもっていて、これからも同じような生活を続けていくためには今よりも高いスキルや営業力、知識がないと厳しいと感じました。
どれだけ自分に付加価値をつけることができるかがこの先必要な考え方だとおもいます。こうやってブログをやっているのは好きだからだけではなく、自分に付加価値をつけるためです。
ノマドになりたいならば、多くのひとができることをしていても安定しないですし、どんどんと過酷な戦いになるのでしっかりした高いレベルのスキルが必要です。
適応能力が高い
日本ならともかく、外国ではハプニングはつきもの。言語も違いますし、文化も違います。日本の「常識」は外国の「非常識」。食べ物で軽度にお腹を壊すことなんて日常茶飯事です。
ネットが繋がらないこともありますし、納品ができない状況もあります。そんな環境でも焦らずに適応できる人ならば海外ノマドが向いているでしょう。そんなハプニングをむしろ楽しむぐらいの度胸があれば大丈夫です。
結論:焦って海外ノマドになる必要はない

実際に海外ノマドとして仕事をしながら3ヶ月ほど海外を回ってきたなかで感じたことをまとめてみました。
パソコン一つでできるノマド的な働きかたに興味がある人は多いと感じたので、海外ノマドのリアルな現状を書きました。自分の結論としては「高いレベルのスキルがなければ厳しい」です。事実自分がそれで一番苦しんだので。
今後このまま海外ノマドとしてやっていくかどうかについてはまだ決めてないですか、今のスキルではまだ弱いのでもっと実力をあげる必要があると感じています。
興味があるならば、一度2週間ぐらいの短期間でやってみて感覚を掴むぐらいがいいです。スキルや仕事が不安定なうちに仕事をやめて最初から挑戦するのはすこしリスクが高いです。
もちろん楽しいから続けていきますが自分もしっかりと先の展望を見据えていかないといけないです。将来のことに関してはまたブログなどで告知をしていく予定です。
ここまでよんでくださりありがとうございます。少しでも海外ノマドに興味がある人の参考になれば嬉しいです。質問などがあれば問い合わせやツイッターでDM(@matt_922w)もらえれば返事します。
それでは!
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